大阪産(もん)名品の会


大阪産(もん)名品の会

大阪産(もん)事業者の紹介

株式会社 ふじや


 


大阪ミナミの法善寺横丁。石畳の細かい路地に肩寄せあうように店が立ち並び、夜は提灯の明かりがほっこりとした情感をかもし出す、旧き佳き時代の大阪を感じさせる名所です。その法善寺横丁の一角で、昭和三十年代に手焼きおかきの店を開いたのが「法善寺あられ」の始まり。母体は大正九年に内藤彦三が創業した「藤屋珍味店」。浪花で愛される名物を世に出したいと思い立ち、あられの製造販売を始めました。当時あられ・おかきの専門店は少なく、本格的な手焼きのものは高級品でした。大阪ミナミ界隈で、酒席のおつまみに「法善寺あられ」が珍重され、隠れた銘菓として評判に。舌の肥えた旦那衆に育てられ、贈答品や手みやげにと「法善寺あられ」の美味しさが広まっていきました。もち米の蒸し方からこだわり、細やかな火加減で焼いて、じっくり寝かせて乾燥するなど、手間ひま惜しまぬ職人技が「法善寺あられ」の身上。今も変わらず浪花っ子に愛されるあられ・おかきを作り続けています。


 


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