天保十年(1839年)創業
岸和田(泉州)紀州街道沿いで創業し現在で180年余
初代当主は板屋藤兵衛
板屋藤兵衛は当時の屋号にもなっており、
年配の方の中には昔からの名残で「板藤さん」(板屋藤兵衛の略)と呼ぶ人もいます。
岸和田城主岡部家に様々な菓子を献上しており、梅花むらさめの他にも季節ごとの上生菓子なども献上している。中でも梅花むらさめとこなしとよばれる菓子、こしあんのまんじゅうなどは特に好んで食べられていたと伝えられています。
「梅花むらさめ」
小豆あんと米粉と砂糖を混ぜ合わせて裏ごしをかけそろぼにした後、蒸し上げます。冬の初めにみられる降ってはさっと上り、やんではまた降る雨のようなさまがこのお菓子の銘となりました。散りばめた小豆は梅を見立てています。
■メディア掲載
昭和期を代表する詩人 中村汀女が著した「伝統の銘菓句集」の中に「梅花むらさめ」
が出てきます。
来店された多くのお客様が手にされ擦り切れていますが大切に保管されています。
初冬にかけて見られる、激しく降ってはさっと上がり、やんではまた降る雨をむらさめといいます。
この美しい言葉を銘にしたのが"梅花むらさめ"。
この菓子は、小豆あんとみじん粉と砂糖を混ぜ合わせ、あらい裏ごしいかけてそぼろにし、箱に入れて蒸し上げた竿ものです。
だんじりという勇壮なお祭りで有名な岸和田で170年以上の伝統を持つ「小山梅花堂」。
岸和田藩主への献上菓子だった「梅花むらさめ」は、小豆あんと米粉を蒸し、そぼろにしたさお状の生菓子で、梅の花に見立てた小豆が散っています。黒文字を入れると、ほろほろっとくずれそうな優しい感じで、小豆の香りが生きたほのかな甘み。お抹茶と一緒にいただきたい上品なお菓子ですね。
ほろほろと崩れる心地のいい口溶けの梅花むらさめ。
岸和田で1839年に創業の老舗「小山梅花堂」の代表銘菓で、岸和田藩主にも献上されていたという献上菓子だ。生地は小豆餡と米の粉を蒸したもの。創業以来、変わらぬ味を守ろうと現在でもひとつひとつ手作りされている。素朴ながらほどよい甘さと上品な味わい。好みのサイズに切り分けて頂くが、軽い食感も手伝ってたくさん頂きたくなってしまう。
だんじりで有名な岸和田の名物で、小豆あんと米粉を蒸し、そぼろにした棹状の生菓子。梅の花に見立てた小豆が散らされている。口の中でほろっとくずれるやさしい食感、小豆の香りを生かすほのかな甘みに品の良さを感じる。
あ
か
さ
た
な
は
ま
や
ら
わ