天保年間 創業 現店主で17代目(2015年現在)
船場で和菓子をひとつひとつ手間ひまをかけて丁寧に作っています。
季節の期間限定の生菓子から何時でも購入できる名物菓子があります。
梅干し
ご贈答に人気の「梅干し」は、梅干しをかたどった可愛い羊羹生地のお菓子。
店内にある額は、人間国宝の山城少掾直筆。
名品ではないが、名物商品のひとつ「高麗餅」は、昭和34年頃に先々代が「うちで使ってるあんこをそのまま食べてもらえるお菓子を」と考案した商品で、歌舞伎役者の8代目松本幸四郎さんがその名付け親。
■メディア掲載
甘香梅の味
梅干しの名前の菓子には、いろいろあるが、大阪の菊寿堂の甘香梅は、梅干しの形に作り上げた菓子であるが、その説明にある通り野趣も深く、梅の味と紫蘇の味がよくマッチしていて雅味がある。・・・・
日本一のお菓子が大阪にある話
御菓子に目がない私は、大阪に着くと、すぐその足で菊寿堂へ行きます。菊寿堂は高麗橋2丁目にあります。ここの老主人は芝居が好きで、私とよく話が合います。穏やかな方ですが、自説を持っていて一度こうと信じたらなかなか自説をまげるようなことはありません。
米と梅干しの形を菓子に
「甘香梅」の店菊寿堂(大阪市東区高麗橋2丁目)を訪ね、ご主人の久保さんにもおめにかかれた。
大阪の菊寿堂
ここの主人は、いわゆる「売らんかな」がきらいで、たずねてきた人には快く目の前で焼いてくれるという主義なんです。(中略)
菊寿堂義信のお菓子
大阪の人と話していると「さっぱりしてる」という誉め言葉をよく聞く。それでいうと、「菊寿堂義信」はとても「さっぱりしてる」店だ。もいったいぶらない、ひけらかさない。・・・
伝統の製法で丁寧に作る高麗屋ゆかりの餅
商業ビルが立ち並ぶ大阪・キタのビジネス街、高麗橋。その通りを少し入った一角にある町家の建物が、大阪屈指の老舗和菓子店「菊寿堂義信」だ。17代目となる現店主の久保昌也さんによれば、創業は、現存する記録でわかっているだけで天保年間(1830~1844)、実際は江戸時代のはじめまで辿れるという。
あ
か
さ
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な
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