大阪産(もん)名品の会


大阪産(もん)名品の会

大阪産(もん)事業者の紹介

株式会社 リマ


 


1963年 先代岡根良助が、大阪市東成区で手焼きでバナナカステラの製造販売を開始しました。この年に第二次世界大戦後のバナナの輸入が再開されました。当時のバナナは病気のお見舞いやお土産に使われる高級品でした。「もっと手軽にバナナを食べてもらいたい」という思いからカステラに白あんをいれたバナナカステラを作り始めました。当初は全て手作業で一人で行っていましたが、焼き型の重さが5㎏もあり、とても重労働で一日で1000本程度しか焼けませんでした。


 





 


1965年に「若葉ベーカリー」として一部を機械化し、1971年には全自動バナナカステラ生産機を開発し大阪国際見本市に展示しました。1972年に有限会社青葉食品として法人化し、1975年に株式会社アオバと改組しました。1976年に販売会社として株式会社リマを設立し、大阪府門真市に新工場を竣工しました。1991年には全国のコンビニや量販店で販売していただける商品になりました。


 



 


【バナナカステラの進化】1980年頃に「バナナカステラにバナナは入っていますか?」というお客様からの問い合わせがありました。当時はバナナの形をしたカステラ生地にバナナ香料を入れただけのものでした。そこから「本物のバナナ」をいれる方法はないかと試行錯誤を繰り返しました。1989年にドライバナナ入りバナナ餡で松江菓子博名誉大賞受賞しました。その後も南米コスタリカ産の丸ごとバナナのバナナピューレをあんの中に入れ、生地の改良を行い賞味期限を60日に延長した事により2002年熊本菓子博栄誉大賞を受賞しました。しかしバナナのポリフェノールの影響で、あんが時間とともに黒くなっていくため少量しか入れることはできませんでした。


 



 


2018年にフランスのコンフィチュール職人フィリップ・ブルネトンと共同開発し特許製法で当社比4倍のバナナピューレ入りの新しいバナナカステラを作りました。その後もより一層おいしいバナナカステラを目指し、2023年よりフィリピン産甘熟王バナナピューレを使用したバナナカステラを販売しております。これからも「Let's make BANANA Smile !!」でよりよい商品作りに励んでまいります。


 


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