いにしえの堺の町は南蛮貿易が栄え、海外から珍しい産物がここを通ってわが国へ紹介された例も多く、『けしの実』もそのひとつで室町時代インドからもたらされたと言われ、堺近郊で盛んに栽培されておりました。
安土桃山時代に移り、千利休によって広められた茶の湯の習慣は堺の地で多くの和菓子を生み出し、そのひとつにケシの香味を生かして考案されたのが『けし餅』です。けし餅は進物用や土産物として昔から親しまれてきました。
そして近年新たな取り組みとして、この味を若い人にも知ってもらおうと『けし餅ロール』を開発いたしました。
おかげさまで発売当初から品切れが続くほど多くの方から支持される商品となりました。
今後も昔ながらの味を守りながら、お客様に親しまれ、懐かしんでいただける堺の銘菓として歩み続けてまいります。
受賞
大正8年以降 全国菓子品評会において毎年各種賞、牌受賞多数。
昭和2年 貞明皇太后陛下御嘉納はじめ各御皇室お買上げ。
昭和4年 7年 昭和天皇陛下の天覧ならびにお買上げ。
昭和45年 日本万国博覧会記念全国菓子品評会おいて万博会長賞受賞。
昭和63年 食品衛生優良施設、厚生大臣表彰受賞。
平成20年 日本経済新聞、日経プラスワンランキングに掲載。全国7位
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