松前屋は100年近くの間、昆布の味を追求してきました。それはすなわち「和の食文化」に対するこだわりでもあります。
美味しさは記憶に残ります。しかし味覚は年齢とともに変化していきます。いつ食べても変わらず「美味しい」と感じていただくためには、その人の記憶を超えた味を提供する必要があります。そのために、今ある商品を見直し、さらに良くしていく、「定番を磨く」ことに力を注いでいます。誕生して50年ロングセラー商品の「とこわか」が世代を超えて愛されるのも、こういった日々の改善、試行錯誤があってのことです。
また、昆布で培った経験を基に、様々な食材を扱うようになりました。これも偏にお客様に「和の食文化」を存分に堪能してもらうためです。2002年にはフレンチのシェフである中村 新氏を顧問に招いて、更なる味の追及を図りました。「なぜ、和食にフランス料理のシェフを招いたか?」それは外の世界から和食の良さを更に引き出してもらう為です。「昆布の水塩」「とはに」はその代表作ともいえるでしょう。
「老舗」とは、今日は昨日の繰り返しを何十年と続けていくのではありません。「本当に動かしてはいけないところは動かさない、動かさなければいけないところは柔軟に動かす」 それが「伝統と革新」であり、それが松前屋なのです。
先代も先々代も様々な人気商品を生み出して、松前屋を築き上げてきました。これからも松前屋は常にお客様に喜んでもらえる本物の味を追求し続けて参ります。
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